コーディネートで覚えておくべき配色の基本3パターン+2

洋服のコーディネートの重要なポイントの一つであり、悩ましいのが色の組み合わせです。

この色のシャツには何色のパンツ(ズボンのこと)を合わせればいいのか?このパンツには何色のアウター(上着のこと)を合わせればいいのか?このスーツには何色のネクタイがいいのか?

時に鏡の前で何度も着替えては考え込んでしまうこともあると思います。

難しいなと思ってしまう色の合わせ方ですが、ある程度パターン化されているのでまずはこの基本を押さえましょう。

前提としての色の3つの基本要素

色というのは普段当たり前のように触れていますが、意外と知らないことも多いものです。
この機会に色の基本についても学びましょう。

色の三属性

色には基本となる3つの要素「色相、明度、彩度」があり、色の三属性と呼ばれています。

それぞれWikipediaで調べると

色相(しきそう、英: hue[1])は、赤、黄、緑、青、紫といった色の様相の相違である。特定の波長が際立っていることによる変化であり、際立った波長の範囲によって、定性的に記述できる。ただし、常に同じ波長が同じ色に見える訳ではない。赤から、黄、緑、青を経て、菫(紫)までは、スペクトル上の色であると言える。
彩度、明度と併せて、色の三属性と言う[2]。色から彩度と明度または輝度の要素を取り除いた残りであるということもできる。
英語ではhue (ヒュー) であり、Hやhで略記される。

色相『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時: 2017年1月26日 (木) 14:59 URL: http://ja.wikipedia.org

彩度(さいど、英: colorfulness, chroma, saturation)は、色の三属性の1つで、色の鮮やかさの尺度である。
彩度は基本的に、色空間の中央軸(無彩色軸)からの距離である。無彩色(白・黒・灰色)で0となり、無彩色軸から離れるにしたがい増し、純色で最大となる。また、彩度は色空間における距離なので、色空間に依存する。たとえば、色空間によっては、純色以外でも彩度が最大になることがある。
英語での名称は、HLS色空間、HSV (HSB) 色空間、PCCSではsaturation(Sと略す)、マンセル表色系ではchroma だが、日本語では区別せず彩度という。ただしsaturationについては飽和度という訳語が使われることもある。また、純色量と訳されることもあるNCSのchromaticness、オストワルト表色系のpurityも彩度と同種の概念である。

彩度『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時: 2016年7月9日 (土) 16:35 URL: http://ja.wikipedia.org

明度は色の明るさを意味する。明度の高低は、物体の反射率との相関性が高い。光の明暗に関して、明るさ (brightness, luminousity) があるが同様の知覚内容を指していると言える。

色『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時: 2017年2月10日 (金) 14:35 URL: http://ja.wikipedia.org

ちょっと堅苦しい感じになりましたが、大まかに言うと「色合い、鮮やかさ、明るさ」のことですね。

ここでのポイントはこの3つの要素によって色は幅広く変わってくるということです。

例えば「青」と一口に言っても明度が高くなると「白っぽい青」になり、明度が低くなると「黒っぽい青」になります。

同じように彩度が高くなると「鮮やかな青」になり、低くなると「くすんだ青」となるので、洋服のコーディネートをする際に印象が大きく変わってきます。

前に青いシャツを買ったけど似合わなくて捨ててしまったという経験があったとすると

「自分には青いシャツは似合わないんだ!」

と思いがちですが、実はその青色が合わなかっただけで他の明度や彩度の違った青のシャツなら似合う可能性は十分にあります。

あなたがこれからファッションを学んでいくのであれば「○色だからダメ」という固定観念は一旦脇に置いておきましょう。

配色の基本3パターン

さて、本題となるコーディネートの配色について説明していきます。

まずは色の組み合わせの基本となる3つのパターンについて順にお話します。

モノトーン

白、グレー、黒といった無彩色のみを使った配色をモノトーンと呼びます。

厳密に言うとモノトーンは単色という意味があるので、青一色とかでもモノトーンと言うはずなのですが、日本のファッション業界では無彩色のみをモノトーンとしています。

白のTシャツにグレーのスウェットパーカー、黒のデニム(ジーパンのこと)に白のスニーカーといった組み合わせはモノトーンのコーディネートになります。

白と黒とグレーの濃淡だけを考えればいいので、最初のうちはとても重宝する配色です。

しかしこればかりだとバリエーションに欠けるので、慣れてきたら青や紺、ベージュやカーキなどの有彩色を取り入れていきましょう。

グラデーション

一つの色の濃淡や明暗の異なるものを組み合わせた配色です。

先ほど説明した色の三属性の明度と彩度が異なる色の組み合わせとも言えますね。

濃紺のTシャツに色落ちした紺のデニム、紺のスニーカーという組み合わせも、それぞれの濃淡や明暗を変えることでグラデーションが生まれます。

紺のスーツに青のシャツに青のネクタイといった形でスーツでも使える配色です。

極端に異なる色を組み合わせない限り全体がまとまった印象になるので、色を取り入れていく最初の頃に意識して使っていくのがおすすめです。

アクセント

シンプルな配色に一か所黄色や赤、ピンクといった目立つ色を入れた配色です。

モノトーンやグラデーションのスタイルに使うことでメリハリが生まれます。

最初は無難にモノトーンやグラデーション、紺や黒やグレーといったベーシックカラーを使ったコーディネートを作っていって、慣れてきて物足りなさを感じてきたら挑戦してみましょう。

黒のポロシャツに紺のデニムに白のスニーカーだと無難ですが、そこにアクセントとして赤や黄色のベルトを加えるとワンランク上のスタイルになります。

ポイントはアクセントカラーの見せる量です。

アクセントになるのは強い色なので、全体を見た時にアクセントカラーの面積が大きくならないようにしてください。ちょっと見えるくらいでちょうど良いです。

あまり見せすぎるとアクセントカラーの部分が”浮いて”しまいチグハグな印象になってしまいます。

そのサジ加減は雑誌や街中で勉強したり、自分で鏡を見ながら実践してみてください。

カジュアルスタイルならベルトや靴から、スーツならポケットチーフ(スーツの上着の胸ポケットに入れる布のこと)から始めてみることをおすすめします。

おまけの1パターン「アズーロ エ マローネ」

合わせて応用の配色パターンを紹介します。

応用と言っても実際はシンプルなので、この機会に押さえておきましょう。

「アズーロ エ マローネ」というのは呪文みたいですがイタリア語で「青色と栗色」という意味です。

イタリアの男性が好んで使う配色で、ファッション誌のLEONを読むとよく出てきます。

青色と栗色(茶色)というのは一見合わなそうに思えるのですが、これが思いの外いい感じの組み合わせになります。

青色の爽やかさと茶色の落ち着いた渋い感じのバランスが絶妙なのです。

ポイントとしては青と茶の明度や彩度を離しすぎないこと。ある程度近づけた方がまとまりやすくなります。

私は仕事の時に紺のスーツに青のシャツに茶のネクタイという組み合わせをよく使っています。

最初は茶色のネクタイなんてオジサンっぽい感じにならないかなと心配しましたが、コーディネートしてみるととても合うので今ではヘビーローテーションとなっています。

スーツだけでなく、カジュアルでもこげ茶のブルゾン(ジャンパーのこと)に青のデニムの組み合わせなど使えるので覚えておいてください。

さらにおまけの1パターン「プレジデントスタイル」

さらにもう一つ紹介します。

プレジデントスタイルというのは米国大統領がよく使っているコーディネートから取ったものです。

テレビで米国大統領が演説をしているシーンが流れますが、大事な演説の時ほど決まったコーディネートをしているのをあなたは知っていますか?

そのコーディネートとは

「紺のスーツ、白のシャツ、赤いネクタイ」

この3つです。

前のブッシュさんもオバマさんもその格好をしていましたし、今のトランプ大統領もその格好をしている時がありますね。

アメリカの星条旗をモチーフにしているんだという説もありますが、赤いネクタイによって

「高いパワーやエネルギー」

を周囲に感じさせるという効果を狙っているのは間違いありません。

せっかくなのであなたがアメリカ国民ではなくてもこれを大いに活用していきましょう。

大切な場面、例えば就活の面接だったり営業のプレゼンだったり昇進試験だったり、ここぞ!という場面でこのスタイルを使ってあなたのやる気をアピールしましょう。

仮に誰かにアピールする場でなくても、鏡に映った自分を見ると自分自身にもエネルギーが伝わってくるのがわかるはずです。

ちょっと自分に気合を入れたいなという時にも有効ですのでお試しください。

ポイントはネクタイの赤色です。

明るくて鮮やかな赤ほど目立ってパワーも感じさせますが、やりすぎると浮いてしまいます。

最初は暗めの赤、えんじ色くらいから試してみるのをおすすめします。

このプレジデントスタイルはスーツ限定ですが、「青、白、赤」という組み合わせ自体はトリコロールカラー(フランス国旗の3色を使った配色)としてカジュアルでも活用できます。

青いポロシャツに白のデニムに赤いスニーカーでも、赤のポロシャツに紺のデニムに白のスニーカーでもいいですね。

ちなみに「プレジデントスタイル」というのは私が勝手に名付けただけなので、他の人には言わないでくださいね。

ショップ店員さんに言っても「?」となってしまいますから。

おわりに

ファッションにおいて「どんなアイテムを着るか」というのも大切ですが、同じくらい「どの色を合わせるか」というのも大切な要素になります。

例え高級なスーツとシャツをオーダーで作ってもらってジャストサイズで着たとしても、そこに合わせるネクタイの色を間違えたら全てが台無しになってしまうのです。

合コンで気になる女性に

「このスーツとシャツ、オーダーで作ってもらったんだよね~」

と話したところで(自分からドヤ顔で話すのはやめましょうね。向こうから聞いてきた時にそういうことは言いましょう)

「ふ~ん、でもそのネクタイダサいよね~」

と言われてしまうのです。残酷ですがそれが現実です。

あなたにはそんな悲しい思いをしてほしくないので、ぜひこの記事を読み返してコーディネートの基本について学んでください。

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